「フリーターで、1人暮らしできるのかな…」そう思ったことありませんか?
収入が安定してない、審査が不安、
そもそもお金がどれくらいかかるの?
そんな悩みを抱えながらも、
「自分の部屋がほしい」「自由に暮らしたい」と考える人は少なくないのでは?
この記事では、フリーターが1人暮らしをするために必要なことを3つ解説していきます。
- 初期費用のリアルな金額
- 初期費用を抑えるコツ
- 審査をクリアするためのポイント
みなさん、こんにちは。
フリーターで1人暮らしを2年間経験した
んまるです。
今回は、実際にやってみた体験を交えて、
できるだけ分かりやすくまとめました。
「1人暮らししたいけど不安…」
という方にこそ、読んでほしい内容です。
フリーターに必要な初期費用
「1人暮らしは、実際どれくらいかかるの?」そう思っても、イメージしづらいですよね。
特にフリーターだと、収入が月によって変わることもあるので、生活に必要なお金をしっかり把握しておくことが大切です。
ここでは一人暮らしの初期費用を分かりやすく解説していきます。
初期費用の相場
いざ引っ越すとなったときに必要なのが
”初期費用”です。
初期費用の相場を知っておくことで
どれくらい貯めれば安心かが見えてきます。
「え、そんなにかかるの⁉」とならないよう
初期費用のチェックは必須です!
初期費用の相場は一般的に、
『家賃の4~6ヶ月分』が目安と言われます。
家賃の4~6ヶ月分と言われても、
イメージしにくいのではないでしょうか。
そんな方のために表にまとめてみました。
初期費用の相場は、以下のとおりです。
▶初期費用の相場(家賃別の目安)
家賃 | 最低額 | 平均額 | 余裕額 |
---|---|---|---|
4万円 | 16~20万円 | 20~30万円 | 40万円以上 |
5万円 | 20~25万円 | 25~35万円 | 50万円以上 |
6万円 | 24~30万円 | 30~40万円 | 60万円以上 |
7万円 | 28~35万円 | 35~45万円 | 70万円以上 |
上の表をさらに詳しく解説します。
最低額
初期費用の最低ラインです。
敷金・礼金なしの物件を選べば
初期費用は、抑えられるということです。
他にも、こんな物件を選ぶと初期費用を
かなり抑えられます。
平均額
初期費用の平均になります。
普通の契約をした場合は、
このくらいの金額になるということです。
こんな人が平均額になりやすいです。
余裕額
少し多めに見積もった金額です。
毎月の生活費も必要になるので余裕を持っておくと安心できるということです。
余裕を持つとこんなときに役立ちます。
人によって差はありますが、初期費用とは別に5~10万円くらいあると安心です。
- ミニマム生活を目指す場合
→プラス3~5万円 - 少し余裕を持ちたい場合
→プラス10万円前後 - 予備費として安心したい場合
→プラス15万円前後
ここまで初期費用の相場について解説してきました。
最低額の説明でも話したように
敷金・礼金なしの物件を選ぶと初期費用は
かなり抑えられます。
ここで、こんな疑問が浮かびませんか。
「そもそも敷金・礼金って何?」
「初期費用には何が含まれてるの?」
初めての1人暮らしだった場合は
そもそも分からないことが多いですよね。
それでは、この疑問を解消していきましょう。
初期費用の内訳
初期費用には、さまざまなものが
含まれています。
敷金・礼金、仲介手数料、火災保険料など
初めて聞くと「何それ?」となることが多いと思います。

私も、初めての1人暮らしでは何がなんだか分かりませんでした…
ここでは、その疑問を解消するために、
初期費用の項目を分かりやすく説明します。
初期費用の内訳は以下のとおりです。
▶初期費用の内訳(相場)
項目 | 相場(目安) |
---|---|
敷金 | 家賃の1~2ヶ月分 |
礼金 | 家賃の1~2ヶ月分 |
前家賃 | 1ヶ月分 |
仲介手数料 | 0.5~1ヶ月分 |
火災保険料 | 1.5~2.5万円 |
保証料 | 家賃の0.5~1ヶ月分 |
鍵交換費 | 1~3万円 |
引越し費用 | 3~10万円 |
家具・家電 | 10~30万円 |
日用品・雑貨 | 1~5万円 |
上の表の項目について説明します。
敷金
敷金とは、賃貸物件を借りる際に、
大家さん(貸主)に預ける保証金のことです。
主に退去時の修繕費や、未払い家賃の補填に
使われます。
礼金
礼金とは、賃貸契約時に大家さんへ支払う
お礼のお金です。
敷金とは違い、退去時に返金されないのが特徴です。
前家賃
前家賃とは、賃貸物件の契約時に、翌月分の家賃を支払うことです。
賃貸契約では、入居前に翌月分の家賃も、
支払うのが一般的です。
仲介手数料
仲介手数料とは、不動産会社や仲介会社に、
支払う手数料のことです。
物件の紹介や契約手続き、内見の手配などしてもらう対価として支払います。
火災保険料
火災保険料とは、家事や水漏れなどのトラブルに備えて、加入する保険の費用です。
賃貸契約では、ほとんどの場合、契約時に火災保険の加入が必須となります。
保証料
保証料とは、保証会社に加入するために必要となる費用です。
家賃の滞納や未払いがあった場合に、保証会社が家賃を立て替えて大家さんに支払います。
鍵交換費
鍵交換費とは、前の入居者が使用していた鍵を新しい入居者用に交換する費用です。
前の入居者が合鍵を作っている可能性があるため、鍵交換が必要になります。
引越し費用
引越し費用とは、新しい住所への引越しにかかる全ての費用のことです。
物を運ぶための業者費用や、自分で運ぶ場合のレンタカー代などが含まれます。
こう見ると、たくさんの項目が含まれていますね。
初期費用には何が含まれているのかや、項目の意味をを知っておくと、物件を探す際に役立ちます。
ここまで初期費用の相場、初期費用に含まれることや項目の意味について解説してきました。
ここからは実際に私が、フリーターで1人暮らしをするときにかかった費用のお話をします。
実際にかかった費用
この1人暮らしが初めてだったので、実家からの引越しの話になります。
私がフリーターで1人暮らしをしたときは、
40万円弱貯めました。
敷金・礼金なしの物件で、家賃は、38,661円
駐車場代・共益費も含めて、42,010円です。
その物件の初期費用は、154,391円でした。
冷蔵庫や洗濯機、ベッドを新しく買い、
3つ合わせて、約110,000円になりました。
引越した場所は近場だったので、引越し業者は使っていません。
物件の初期費用と、家具・家電の費用を
合計して、264,391円でした。
日用品なども含めると、
30万円弱は無くなりました。
初期費用の相場の表には、敷金・礼金なしで
最低16万円が必要となっています。
ですが、これは物件だけの初期費用の話です。
家具や家電、日用品を買うと16万円は、
さすがに少ないです。
私が契約した賃貸は、物件の初期費用だけなら最低の16万円はクリアできています。
でも、その他にも必要なものはあるので、
”50万円が最低ライン”だと思います。

私は40万円弱貯めましたが、
住み始めて最初の5ヶ月はギリギリで生活してました…
なので、フリーターの方でも最低50万円あると初期費用は足ります。
すぐに引越さなくていいという方は、50万円以上貯めるのが理想です。
初期費用を抑える5つのコツ

「すぐに1人暮らししたいけど、まとまったお金もない…」そんな方もいると思います。
この章では、その悩みを解決するために、
初期費用を抑えるコツを5つ紹介します。
5つのコツを意識して物件探しをしていきましょう!
①:敷金・礼金なしの物件
敷金・礼金がかからない物件を選ぶと、費用を抑えられます。
通常だと、家賃の1~2ヶ月分くらいかかります。
ですが、敷金・礼金がゼロの物件だと一気に
10万円以上の節約も可能です。
物件を探すときに、敷金・礼金なしを条件にして検索してみましょう!
②:おトクな不動産会社を活用
仲介手数料が安いところや、無料の不動産会社を探すのも費用を抑えるひとつの手段です。
仲介手数料も0.5~1ヶ月分が相場なので、半額や無料となるとだいぶ抑えられます。
【〇〇(地名)仲介手数料 無料】🔍検索
で調べると見つかりやすいです。
③:家具・家電付きの物件
家具や家電が付いている物件を選ぶのも費用を抑えられます。
あまりこだわらない方や、すぐにでも引越したい方には家具・家電付き物件がおすすめです。
洗濯機・冷蔵庫・エアコン・ベッドなど、最低でも5万円~10万円分は節約になりますよ!
④:フリーレント物件
フリーレントとは、家賃無料期間(1ヵ月家賃無料)などの特典が付いた物件です。
1ヶ月分の家賃がまるまる浮くので、
費用を多めに残せます。
フリーレント物件に敷金・礼金なしの物件を組み合わせると、かなり費用を抑えられます!
⑤:家賃を抑える
家賃が安ければ、当然すべての初期費用がグッと下がります。
駅から15分以上や築20年以上など、物件を探す際に、妥協できる点を考えてみましょう。
そうすることで、初期費用の相場よりも費用を安くできます。
こだわらなければ、初期費用も、
毎月の固定費も節約できますよ!
初期費用は、物件選びと不動産会社選びでガッツリ差が出ます。
うまくいけば、10万円以上の節約も可能です。
「今すぐ引越したい」「お金があまりない」
という方は、初期費用を抑えるコツを参考に
物件探しをしてみましょう。
借りる前の注意点
1人暮らしを始めたいと思ったとき、
ふと頭をよぎるのが「フリーターでも審査って通るの?」という不安です。
正社員のように収入が安定してないから、
無理かも…と諦めそうになりますよね。
ですが、きちんと対策をすれば、フリーターでも入居は十分可能です。
この章では、入居審査でみられるポイントや審査に通りやすくなるコツを分かりやすく解説します。
フリーターだと入居審査は不利?
まず結論から言うと、フリーターは正社員よりも入居審査が厳しめなのは事実です。
不動産会社や大家さんは、家賃を払えるかを
一番重視しているため、収入の安定性が見られます。
ですが、審査に通らないわけではないので安心してください。
収入の安定感や生活状況がしっかりしていれば、問題ありません。
審査で見られる3つのポイント
お部屋を借りるときに避けて通れないのが入居審査です。
これはこの人に部屋を貸しても大丈夫かな?と大家さんや不動産会社が確認するステップです。
では、フリーターの審査では何を見られるのでしょうか?
大きく分けて3つ紹介します。
①:収入
一番重視されるのが”きちんと家賃を払えるか”
その判断基準としてよく使われるのが、
月収の3分の1ルールです。
たとえば…
- 月収12万円→家賃は4万円以内が◎
- 月収15万円→家賃は5万円以内が目安
高すぎる家賃を選んでしまうと「この人、家賃払っていけるかな?」と不安に思われてしまう可能性があります。
家賃は収入に合った金額で選ぶのが、審査通過の第一歩です。
②:雇用形態・勤務先の安定感
フリーターとして働いても、もちろん審査は通ります。
見られるポイントは、”どれくらい安定して働いているか?”という点です。
チェックされる項目は次のものがあります。
- 勤務先の会社名
- 勤続年数
- 月の勤務日数やシフト時間
- 雇用形態
同じ仕事を長く続けていたり、週に働く日数が安定していると審査が通りやすくなります。
雇用形態はアルバイトでもOK!ですが、単発や短期バイトだと少し不利になります。
「半年以上バイトを続けてます!」「週5フルタイムで入ってます」という場合は、しっかり伝えると◎
③:保証人or保証会社の審査
最近は、親や親戚に頼む保証人制度ではなく、家賃保証会社を利用するケースが多くなっています。
保証会社って何?
賃主(あなた)が家賃を払えなかったとき、代わりに立て替えてくれる会社。
この保証会社にも、実は審査があります。
審査では以下のようなことが見られます。
- 安定した収入があるか
- 過去に家賃滞納などがないか
- 借金やクレジットの滞納歴はないか
保証会社によって審査の通りやすさが異なります。
審査が通りやすい保証会社がいいと思ったら、不動産会社の人に相談してみると案内してくれることがありますよ。
入居審査で見られるのは、
収入・働き方・保証会社の3つです。
収入に合った物件を選ぶことや安定した働き方ができているかが大事なポイントになります。
無理のない家賃としっかり働いていることを証明し不動産会社に伝えましょう。

私が実際に入居審査のときにしたことは、バイト先の勤務証明になるものを提出しました。
アルバイトですが、社員証を持っていたので、それをコピーして出しましたよ!
なので不安に思う必要はありません。
フリーターでも”準備と工夫”次第で、
しっかり審査は通りますよ。
まとめ
フリーターでも1人暮らしはできます!
フリーターで1人暮らしを始めるのは、
不安があって当たり前のことです。
私も実際に1人暮らしをしてみて、事前の準備がしっかりできておらず、失敗もありました。
ですが…
この3つができれば、1人暮らしを始めるハードルはグッと下がります。
なにより、1人暮らしは楽しいですし、
いい経験にもなります。
大事なのはフリーターだから無理と決めずに、自分に合った物件や方法を見つけることです。

今、1人暮らしをしてみたいと思っている方は、まずネットで物件をのぞいてみるのもいいですよ。
無料で物件の問い合わせもできるので、やってみるのもアリです!
家賃や初期費用のイメージを掴むだけでも、
一歩前に進めます。
この記事が少しでも参考になって、
『あなたの1人暮らしが安心できるスタート』になると嬉しいです。
コメント