「オープニングスタッフなら、みんなスタートが同じで気楽かも」そう思って応募した焼肉屋のバイト。
でも、私は1週間で辞めました。
理由はシンプルでノリが合わなかったんです。
実はそのお店、もともと居酒屋があった場所で、居酒屋のスタッフたちがそのまま焼肉屋に引き継がれていました。
居酒屋が閉店して、その場所に焼肉屋が新しくできたという感じ。
つまり、「みんな初心者」「初めまして」だと思っていたのに、すでに仲良くなっていたというわけです。
その空気感の中に後から入っていくのは、正直けっこうきつかった。
もちろん他にも新人で入ったスタッフはいたけど、なかなか馴染めず…
- 焼肉屋バイトの雰囲気
- オープニングスタッフの魅力
- オープニングでも内輪感がある理由
- バイトが合わない時の考え方と対処法
- 【余談】焼肉屋のまかないは最高
「バイト先のノリが合わないかも…」
「オープニングは、ほんとにゼロから?」
そんなふうに思っている方の参考になればうれしいです。
焼肉屋バイトに応募した理由
焼肉屋のアルバイトに応募した理由は大きく分けて3つあります。
この3つの条件に強く惹かれました。
特に「オープニング時給」という言葉にあるように、時給はかなり高めに設定されていました。
当時、私は別のカフェでアルバイトをしていたのですが、「もう少しお金を稼ぎたい」と思っていたタイミングだったんです。
あと「家から近い」というのも重要なポイントでした。
というのも、カフェのアルバイトにはバスで通っていました。
もう一つ新しくアルバイトをするなら、徒歩や自転車で行ける場所、移動に時間やお金がかからない場所がいいと思っていたんです。
しかも当時は車の免許は持っていたものの、車は持っていなかったので、移動手段は自転車か徒歩のみ。
できるだけ近場で、天気や時間帯に左右されずに通えるバイト先を探していました。
そんなとき、タウンワークで求人をチェックしていたら、家の近くで焼肉屋が新しくオープンするという情報を見つけました。
しかもオープニングスタッフの募集で、時給も高く、シフト条件も悪くなかったのです。
「これはチャンスだ!」と思い、すぐに応募することにしました。
オープニングスタッフならではの魅力とは?
実はこれまでにも、いくつかのオープニングスタッフのバイトを経験してきました。
そのなかで感じたオープニングスタッフならではの魅力は、主に以下の3つです。
- みんな一緒のスタート
- 人間関係がフラット
- 時給が高めに設定されていることが多い
新しいお店は、スタッフ全員がゼロからのスタート。
仕事も人間関係も「一緒に覚えていく」「一緒に慣れていく」という雰囲気があります。
初対面の人たちばかりなので、自然と「がんばろうね」と声をかけ合えるような空気になるのも特徴です。
それが、私にとってはとても心地よくて、だからこそオープニングスタッフのバイトには何度も応募してきました。

私は、新しい環境に慣れるまでに少し時間がかかるタイプ。
話せないわけではないのですが、最初はどうしても壁を作ってしまったり、つい猫をかぶってしまったりすることがあります。
でも、オープニングスタッフとして働くと、周りもみんな「初めまして」。
お互い探り合いながら、少しずつ距離を縮めていく感じがあるんです。
そんな雰囲気が私は好きで、今回の焼肉屋のバイトにも「きっとみんな同じスタートラインに立っているはず」と期待して応募しました。
しかし、結果として私は「オープニングスタッフ」という言葉に期待しすぎていたのかもしれません。
オープニングスタッフなのに…理想と現実のギャップ

「みんな同じスタートラインに立ってるはず」
「初めてでも馴染みやすいはず」
そんなふうにオープニングスタッフという言葉に期待して、私は焼肉屋のバイトに応募しました。
でも実際に働き始めてみると、想像していた「オープニング感」とはかなり違っていました。
実は、居酒屋からの引き継ぎスタッフが多かった
焼肉屋はたしかに新しくオープンした店舗でした。
ですが、実はその前の業態は居酒屋で、その居酒屋で働いていたスタッフの多くが、そのまま引き続き新店舗でも働いていたのです。
居酒屋が閉店して、そこに焼肉屋ができたという感じ。
完全な新規オープンというわけではなく、すでに出来上がった人間関係が存在していたということです。
最初からグループができていて、すでに打ち解けた雰囲気がある中に、新人として入るのは思った以上に馴染めず、距離を感じていました。
オープニング=全員初心者、とは限らない
私がこれまで経験してきたオープニングスタッフのバイトでは、本当に全員が初対面というケースばかりでした。
そのため「オープニングスタッフ=人間関係がフラット」という先入観を強く持ってしまっていたんだと思います。
でも今回のように、お店は新しくてもスタッフは引き継ぎメンバー中心というパターンもあるんだと、初めて知りました。
理想と違っていても、学びはあった
結局このバイトは、1週間ほどで辞めてしまいました。
正直、もっと頑張ってみることもできたかもしれません。
でも、「ギャップがあまりにも大きかった」「自分には合わない」と早い段階で気づけたことは、ある意味よかったとも思っています。
この経験を通して学んだのは、「オープニングスタッフ」という言葉だけに期待しすぎないこと。
そして、求人情報からだけではわからない部分もあるので、面接でしっかり聞くことも大事だということです。
「面接って緊張するし、何を聞けばいいか分からない」という方もいると思います。
そんな方のために、面接前にチェックしておきたいポイントをまとめた記事をご用意しました。
気になる方は、以下のリンクからぜひ読んでみてください。
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焼肉屋バイトを1週間で辞めた3つの理由

実際に焼肉屋で働き始めてみると、もちろん私と同じように初めましての新人さんも何人かいました。
でも、なぜか全体の雰囲気が私には合わなかったんです。
仕事自体がすごく大変だったわけでもないし、誰かにキツく当たられたとか、そういうわけでもない。
でも、「なんとなく、ここに自分の居場所がない気がする」「自分、無理してるな」
そんな感覚がずっとありました。
たった1週間という短い期間ではありましたが、その中でも「これは合わない」と感じたはっきりとした理由が3つあります。
- 人間関係がすでにできていた
- お店の雰囲気が合わなかった
- 初めましての人とも馴染めなかった
これが主な理由です。
理由①:人間関係がすでにできていた
オープニングスタッフと聞くと「全員が初めましてで、フラットな関係からスタートできる」というイメージを持ちますよね。
私もそう思っていました。
でも実際には、以前この場所にあった居酒屋のスタッフがそのまま残って働いていたため、すでに仲の良い雰囲気ができあがっていました。
当然、会話も気心知れた仲間同士のテンポで進むし、新人が入り込む隙はあまりなく…
「オープニングスタッフ=全員初心者」だと思っていた私にとって、この状況はかなりのギャップでした。
理由②:お店の雰囲気が自分に合わなかった
焼肉屋はとにかく活気があって、テンションも高め。
大きな声で挨拶、元気な接客、スピード重視のオペレーション…
一言でいえば「陽キャな雰囲気」が強めでした。
もちろん、そういう明るく活気がある雰囲気が好きな人にはピッタリの職場だと思います。

私は、どちらかというと静かにコツコツ働きたいタイプで…
みんな仲間みたいなノリの強い職場の雰囲気が苦手でした。
そんなタイプの私はテンション高めの現場にいるだけで正直、心が疲れてしまいました。
大きい声を出すのも苦手だし、「元気ないね」と言われることも多い私。
だから、無理にテンションを上げて接客するのは、苦しかったです。
でもその経験があったからこそ、
「自分にとって働きやすい環境とは何か」と考えるきっかけになったと思います。
理由③:初めましての人とも馴染めなかった
私と同じように完全に新しいスタッフという人ももちろんいました。
でも、なぜかその人たちとも「なんとなく合わないな」と感じてしまいました。
挨拶はするし、話しかけられたら答えるけれど、自然と仲良くなれる感じがなく、距離感がずっと縮まらないまま。
これは言葉にするのが難しいのですが「空気感が違う」「ノリが合わない」というのが一番近いかもしれません。
「たった1週間で何が分かるの?」と思われるかもしれませんが、それでも私は、直感的に「なんか違うな」と感じていたんです。
バイトは「合わなかったら辞めてもいい」と思う
焼肉屋バイトをたった1週間で辞めたとき、もちろん罪悪感もありました。
「すぐ辞めたら迷惑だよな」
「自分に根性がないのかも」
そんなふうに思ってしまって。
でも1週間で辞めることには、ちゃんと理由があったと思っています。
1週間で辞めてもいい理由はある
「このバイトは自分に合わない」
「ここで働き続けるのはしんどい」
そう感じたのなら、たとえ短期間であっても、それは立派な辞める理由です。
実際、私は無理をして続けることのほうが心にも体にも負担がかかると感じ、思い切って辞めることを選びました。
バイトは「続けること」がすべてではありません。
自分に合わない場所を早めに見切るのも、自分を守るためには大切な選択だと思います。
合わない場所でがんばり続ける方が、ストレスも溜まるし、時間も無駄にしてしまう可能性があります。
もちろん、努力や継続も大事。
でもそれと同じくらい「これは無理かも」と感じたときに引く判断力も大切です。
合うバイト先なら自然と続けられる
バイトって、「続ける努力」よりも、「環境が自分に合っているかどうか」が本当に大きいと思います。
実際、焼肉屋バイトの前から続けていたカフェのバイトは、職場の雰囲気が自分に合っていました。
そして、気づけば1年以上もカフェのバイトを続けることができました。
もちろん、仕事内容や時給・シフトなどの待遇面も大事です。
でもやっぱり、「働く空気感」や「人との相性」ってすごく重要だと感じます。
合わない場所って、どんなに頑張ってもだんだんしんどくなってしまいますよね。
逆に雰囲気が合うだけで、働きやすさは全然変わってくるものです。
だからこそ、「頑張れるかどうか」よりも、「自分にとって合う環境かどうか」を見極めることが大切だと思います。
気まずさより、自分の気持ちを大事にしていい
辞めるときは、正直気まずさもありました。
でも、それ以上に「このまま続けるのは無理かも…」という自分の気持ちを大事にしたんです。
無理して我慢を重ねて、心がすり減ってしまうくらいなら、早めに決断して自分に合う場所を探した方がずっと健全だと実感しました。
バイトを辞めることに、後ろめたさや申し訳なさを感じてしまう人も多いと思います。
でも、「なんか違うかも」と感じた時点で、自分の直感を信じて動くことは悪いことじゃありません。
自分の心の声を無視して頑張り続けるより、
「合わない」と思ったら、遠慮せずに行動していいと思います。
辞めたことで見えた「自分に合う職場」の条件
焼肉屋のバイトをたった1週間で辞めたこと。
一見すると、「すぐ辞めた=失敗」と思われがちかもしれません。
でも私にとっては、それが間違いなく正解の選択だったと思っています。
なぜなら、辞めたことで「自分に合う働き方」や「職場の雰囲気の相性」が、はっきり見えてきたからです。
働いてみないとわからないことって、本当にたくさんあります。
だからこそ「違うな」と感じた時点で離れることで、次にどうしたいかが見えてくることもあるんだと思います。
無理して明るく振る舞う必要はなかった
焼肉屋のような、常にテンション高めで元気いっぱいな職場では、私はどこかで無理して明るい人を演じていたように思います。
でも、それは本来の自分とは違っていて、毎日どこかで気を張っているような感覚がありました。
そして、辞めてみてはっきりわかったんです。
無理せず、自分らしく働ける職場こそが合う職場なんだと。
「仕事だから仕方ない」と我慢するよりも、自然体でいられる環境を選ぶことが、心にも体にもやさしい選択だと気づけました。
「何が合わなかったのか」を知ることが次につながる
合わなかったからといって、落ち込む必要はありません。
むしろ「自分に合わない働き方」を体験できたことは、次のバイト選びの大きなヒントになると思います。
実際に私も、焼肉屋バイトを通してこんな気づきがありました。
- 明るく元気な接客より、落ち着いた雰囲気の方が向いている
- すでに人間関係ができあがっている職場は、入りづらさを感じる
- 話すより、黙々と作業する仕事の方が集中できる
こうした自分の傾向に気づけただけでも、辞めたことには大きな意味があったと感じています。
「辞める=悪いこと」じゃない
今、バイトで悩んでいる人がいたら「辞める=逃げ」なんて思わなくて大丈夫だと伝えたいです。
むしろ自分の気持ちや違和感にちゃんと向き合って、行動に移せたこと自体が、立派な判断だと思います。
そして辞めたからこそ見えてくることも、たくさんあるんです。
「なんで続けられなかったんだろう?」と考えるのではなく、
「何が合わなかったのか」
「どんな職場なら自分らしく働けそうか」
そんなふうに考えることが、次のステップにつながっていきます。
まとめ
今回は、焼肉屋のオープニングスタッフとしてバイトを始めたけれど、1週間で辞めた経験について書いてきました。
最初は「時給が高い」「家から近い」「オープニングで人間関係もゼロから」など、好条件が揃っていてワクワクしていました。
でも実際に働いてみると、人間関係や職場の雰囲気が自分には合わず、続けるのがしんどくなってしまいました。
そんな経験から学んだことは、次の3つです。
- バイトは「合わなければ辞めてもいい」
- 辞めることで自分に合う職場の条件が見えてくる
- 無理をして働くより、自分に合う環境を探す方がずっと大切
「たった1週間で辞めた…」と落ち込む必要はまったくありません。
むしろその経験があるからこそ、次はもっと自分に合った働き方を選べるようになると思います。
今、バイトで悩んでいる人や辞めたいけど迷っているという人がいたら、自分の気持ちを最優先にしてあげてください。
働く場所はひとつじゃないし、自分に合う環境はきっとどこかにあります。
【余談】店長が作ってくれた絶品まかないの話

忘れられない「美味しい思い出」もあります。
焼肉屋バイトのバイトをたった1週間で辞めたとはいえ、今でもふと思い出す、出来事があります。
それは、店長が休憩中に作ってくれた
「オリジナルのカルビ丼」
「まかない作ってあげるよ~」と声をかけてくれて、厨房でササッと手際よく仕上げてくれた一杯。
お肉はジューシーで、タレの味も絶妙。
思わず「このまかないがあるなら、バイト続けてもいいかも」って思ったくらい、美味しかったんです(笑)
たった1週間のバイトだったけど、こういう小さな出来事もあって、完全に悪い思い出というわけではありません。
むしろ「どんな経験にもいい面はあるんだな」と、前向きな気持ちになれたエピソードです。
焼肉屋のバイトは私には合わなかったけど、まかないは美味しかったし、やっぱり焼肉は美味しいです。
コメント
店長さんのカルビ丼のエピソード、ほっこりと温かい気持ちになれて、読んでいてお腹が空いてしまいそうでした(笑)。辞めたことも含めて、全てが今につながる大事な出来事だったのだと感じました。