「事務バイトって、未経験OKって書いてあるのに、全然受からないんだけど…」
私も、まさにそう感じていました。
これまで接客業ばかりしてきた私が「落ち着いた仕事がしたいな」「パソコンに触れる仕事をしてみたい」と思って事務バイトに挑戦。
でも結果は4社面接に行って、すべて不採用。
メンタルもガッツリやられて、最終的には「もうどこでもいいや!」という投げやりな気持ちで飲食のバイトに応募しました。
すると、飲食のバイトはその日に即採用されました(笑)
「なぜ事務バイトに受からなかったのか」
「何が原因だったのか」
自分なりに分析し、未経験者ができる対策をこの記事でまとめました。
「自分も同じような状況かも」と感じた方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
事務バイトに4社落ちたフリーターの話

私はこれまで、飲食店やカフェ、コンビニなど、接客業を中心にアルバイトをしてきました。
人と関わること自体は嫌いではないのですが、「接客業しか経験がないし、そろそろ違う業種にも挑戦してみたいな」と感じていました。
そんなときに頭に浮かんだのが、事務の仕事です。
「パソコンを使う仕事をしてみたい」
「座って落ち着いて働けるのって、いいな」
そんな気持ちから、事務バイトを探し始めました。
実際に見つけた求人には、
- 未経験OK
- 初心者歓迎
と書かれていて「それなら私でも出来るかも」と思い、さっそく応募してみました。
ですが、結果は…
4社面接を受けて、すべて不採用。
「えっ、事務ってそんなに狭き門なの?」
「未経験OKって、どういう意味だったの?」
そんな思いを抱えながらも、正直かなりショック受けました。
未経験OKのはずなのに?求人とのギャップ
何度も不採用が続くうちに、だんだんと気づいたことがありました。
求人には「未経験OK」と書かれていても、実際に企業が求めているのは即戦力なのではないかということです。
「接客業の未経験OKとは、ちょっと意味が違うのかもしれない」
そんなふうにも感じました。
面接では、志望動機や勤務可能な日数・時間帯に加えて、パソコンスキルについても細かく聞かれました。
- Excelの関数はどこまで使えますか?
- 事務の経験はありますか?
- 電話対応には慣れていますか?
といった、初心者にはややハードルの高い質問が次々に飛んできました。
私はもちろん、事務系の資格などは持っておらず、パソコン入力ができる程度のスキルしかありませんでした。
ちなみに、タイピングの入力テストを実施する企業もありました。
面接では自分なりに「未経験でも頑張りたい」という気持ちを伝えたつもりです。
でも心の中では、「未経験歓迎って書いてあったから応募したのに」というモヤモヤした思いもありました。
それでも、面接官の表情や質問からは「どうせなら経験者を採用したい」という本音が見え隠れしていたように感じます。
落ちた理由|自分なりの考察

事務バイトの面接に4社連続で落ちたあと、私は「なぜダメだったのか?」という点を冷静に振り返ってみました。
悔しい気持ちはありましたが、ただ落ち込んでいるだけでは前に進めないと思い、自分の面接や応募の仕方を見直してみたのです。
すると、2つのポイントが浮かび上がってきました。
志望動機が弱かった
私の場合、面接で伝えていた志望動機は、
- 接客業ではない仕事に挑戦してみたい
- パソコンに触れる仕事がしたいから
といった、自分目線の理由ばかりでした。
当時は、事務の仕事に対して強いこだわりはなく「パソコンに関わる仕事なら何でもいいや」という、やや軽い気持ちでした。
今思えば、その考え方が甘かったのかもしれません。
企業としては「なぜこの会社で働きたいのか」という動機を知りたいものです。
その点がうまく伝わっていなかったのだと思います。
未経験OKという言葉を信じすぎた
「パソコンの入力はできます」と口では言ってみても、実際に何のスキルも証明できないと、やはり説得力に欠けてしまいます。
実際のところ、私の場合はExcelやWordでさえ満足に使えるかどうかも怪しい状態で、まさにど素人レベルでした。
ただパソコンを少し触れる程度。
それが当時の私のスキルでした。
今になって冷静に考えると、「ただ入力ができるだけ」では採用されないのも当然かもしれません。
そう思うと、不採用の結果にも少し納得できるようになりました。
採用されやすくなるためにできること
事務バイトの面接に落ちた経験を振り返ってみて、「あのとき、こうしておけば良かったかも」と思うことがありました。
ここでは未経験から事務バイトを目指す方に向けて、少しでも採用されやすくなるためにできることをまとめてみました。
①:志望動機は会社目線で考える
面接では「なぜこの会社で事務として働きたいのか」「自分がどのように貢献できるのか」を伝えることが大切です。
たとえ事務職が未経験であっても、これまでの接客経験を活かすことは十分に可能です。
- 人当たりの良さ
- 臨機応変な対応力 など
これらは、事務職でも役立つスキルとしてアピールできます。
自分の経験をそのまま話すのではなく、
- その経験を事務の仕事にどう活かせるか
- この会社でどのように役立てていきたいか
といったようなことを相手にわかりやすく伝えることが大事だと思います。
②:PCスキルを見える形にする
初心者でも取得できる資格を持っていると、やはり有利だと感じます。
たとえば、
- 簿記3級
- MOS
- ITパスポート など
といった資格は、事務職との相性も良く、未経験から挑戦しやすいものばかりです。
もちろん、事務バイトをするために資格が絶対必要というわけではありません。
でも、「スキルを客観的に証明できる」という点では、面接時の説得力が増すと思います。
「実際にパソコンが使えることをアピールしたい」と思っている方は、こうした資格取得を視野に入れてみるのもおすすめです。
MOSが気になる方へ向けて、資格初心者の目線で調べた内容を別の記事にまとめています。
気になる方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。
メンタルが限界なら「受かりやすい仕事」で立て直す
4社も立て続けに落ちると、さすがにメンタルにきます。
実際、私も「もうどこでもいいや」という気持ちで、たまたま見つけた飲食店の求人に応募しました。
すると、その日のうちに即採用。
「飲食店のバイトさえも受からなかったら、本当にメンタルが終わる」
そう思った私は面接で「いつでも、何時でも働けます!」と全力アピール(笑)
やはり、過去に経験があるというのは、それだけで大きな強みになるんだなと実感しました。
もし自信をなくしてしまったときは、まずは受かりやすい仕事でメンタルを立て直すのも全然アリだと思います。
その間に資格の勉強をしたり、スキルを身につけてから再チャレンジするのも一つの道です。
まとめ
「未経験OK」と書かれていても、実際には経験者やスキルのある人が優先されることは少なくありません。
私自身、事務のバイトに4社連続で落ち、心が折れかけました。
ですが「何が足りなかったのか」「どうすれば良かったのか」を考えることで、少しずつ前向きになれました。
この経験を通して、自分の働き方や、これから身につけたいスキルを見つめ直すきっかけにもなったと思います。
「事務バイトに受からない」と悩んでいる方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
コメント
私も未経験OKの事務バイトに何度も落ちた経験があるので、すごく共感しました。
今の自分にできることが具体的に書かれていて、前向きな気持ちになれました。素敵な記事をありがとうございます!