犬や猫が好きな方、一度はペットショップでバイトをしてみたいと思ったことありませんか?
”ワンちゃんやネコちゃんに囲まれて仕事できるのって楽しそう”
ペットショップはそんなイメージが多いですよね。
バイトしてみたいと思ったけど「仕事はどんなことする?」「未経験でもできる?」そんな疑問が出てくると思います。
この記事では、実際にペットショップ(犬と猫がいるお店)のバイトを経験した私が、そんな疑問に答えます。
ペットショップでバイトをしてみたいと思っている犬猫好きの方は必見の内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
仕事内容

ペットショップのバイトは犬や猫と触れ合うだけではありません。
レジ業務や、商品の管理、清掃など、さまざまな仕事内容があります。
この章では、それぞれの仕事内容を分かりやす紹介していきます。
①:犬・猫のお世話
犬や猫が元気に過ごせるように、毎日しっかりお世話をします。
犬や猫の毛を整えたり、シャンプーで清潔にします。
爪切りや、耳掃除は健康管理のためにも定期的にケアをすることが大切です。
犬や猫は足裏の毛をカットしないと、床を滑って危険なので足裏の毛のカットも定期的に行いましょう。
決められた時間にごはんをあげたり、食べた量や元気の有無をチェックします。
犬や猫の様子をよく観察して、食欲がない、元気がないなどの異変があればすぐに店長などに報告しましょう。
ペットショップにいる犬や猫は、生後3ヶ月くらいの小さな子達が多いです。
なので体調が悪そう、元気がないなど、すぐに変化に気づけるように毎日、観察することが大切です。
②:掃除
ケージやトイレは、犬や猫によって掃除の仕方が違うので、それぞれに合った方法できれいにしていきます。
犬や猫が快適に過ごせるようにケージやトイレを定期的に掃除をしましょう。
店内を常にきれいに保つのも大事なお仕事のひとつです。
お客様が気持ちよく買い物ができるように、床掃除や棚の掃除をして、きれいに保ちます。
ペットショップは動物特有のにおいが気になることがあるので、お客様が不快に感じないように、換気や消臭対策も大切です。
③:接客・販売
お客様が犬や猫を迎えたり、商品を購入するお手伝いをします。
犬や猫を飼っているお客様の中には、不安や悩み、分からないことがある方もいます。
そんな方にはフードやおもちゃ、トイレ用品などの使い方を説明したり、悩みに寄りそって適切なアドバイスをしていきます。
犬や猫を新しく迎えるお客様には、注意点やお世話の仕方をしっかり説明します。
動物は、軽い気持ちで飼うことは絶対によくありません。
なので説明をしっかりと理解して頂いたうえで、お渡しすることが大切です。
④:商品の管理・補充
ペット用品がきれいに並んでいるか、在庫があるかをチェックします。
売り場の商品をお客様が見やすいように整理したり、新商品があれば並べたりします。
在庫がなくなっているものがあれば商品をチェックし補充しましょう。
フードは同じものを買うお客様が多いので、こまめにチェックすることが大切です。
⑤:レジ対応・事務作業
レジでの精算やお金の管理などをします。
お店が閉店してからはレジの締め作業を行い、売り上げを報告します。
お金に関わる業務なので、正確にこなすことが重要です。
書類整理は、犬や猫の血統書や販売記録など、大事な書類を整理します。
Q.犬や猫の血統書とは?
犬や猫の家系や血筋を証明する正式な書類のこと
知っておくと役立つこと3選
犬や猫を飼ったことがある方は、なんとなく飼っている子の情報だったり特徴は理解していると思います。
でも、犬や猫を飼ったことがないという方は、分からないことが多いですよね。
そんな方に、この章ではペットショップのバイトを始める前に知っておくと役立つことを3つ紹介します。
①:犬や猫の体の基本を理解
まず知っておくと便利なのが「体温」「呼吸」「ごはん」のことです。
犬と猫では、体のつくりや過ごし方が全然違います。
たとえば…
子犬や子猫はそれよりも若干高めになったり低めになることがあります。
「思ったより高い!」と感じませんか?
でも、これが平熱なので犬や猫が温かく感じるのは当然なんです。
さらに、犬は暑いとき「ハアハア」と口を開けて呼吸(パンティング)をします。
ですが猫は、あまりそういう行動はしません。
なので犬や猫で、様子の見方が違うということを覚えておくとよいです。
ごはんの回数や量も、年齢によって違います。
子犬や子猫は1日3~4回に分けてあげることが多いです。
②:しっぽや耳の動きを観察
犬や猫は言葉ではしゃべりませんが、実はしっぽや耳の動きを見てると、感情がなんとなく伝わってきます。
しっぽの動き、犬の場合…
しっぽの動き、猫の場合…
しっぽの振り方によっていろいろな感情が分かります。
耳も同様でピンと立っているときと寝かせているときで、気分が違います。
犬や猫の「なんとなくそわそわしてる」「リラックスしてる」などが分かるようになると、お客様に説明するときも安心です。
なので、しっぽや耳の動きの意味を調べておくと、とても役立つのでよいでしょう。
③:ワクチン・予防の基本を知る
ペットショップでは、犬や猫の管理がとても大切です。
特に子犬や子猫は、まだ全部のワクチン接種が終わっていない子が多いです。
なので感染予防のためにこんなルールがあります。
こうしたルールがあるのは、全部その子の命を守るためです。
このちょっとした知識があるだけでも、「そういう理由があるんだ」と理解しながら行動できるようになります。
全部を完璧に覚えている必要はありません。
でも少しだけでも、犬や猫の特徴を知っておくだけで、最初の一歩がとても安心になります。
働きながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。
犬や猫たちも、きっとあなたの優しさをちゃんと感じてくれます。
「どう接したらいいの?」と迷ったときは、知っておくと役立つこと3選を思い出してみてくださいね!
大変なこと&やりがい
ペットショップは楽しいことだけではなく、大変なこともたくさんあります。
大変だと感じるぶん、やりがいもあります。
この章では私が働いてみて「大変だったこと」「やりがい」についてお話していきます。
犬や猫と触れ合うのは、とても楽しくて癒されるのですが、大変なことも多いのが現実です。
なので、「大変なこと」「やりがい」リアルに伝えていきます。
①:トイレ掃除
ペットショップでは、犬や猫の健康を守るためにも掃除は絶対に欠かせません。
ケージ・トイレの掃除、店内のモップ掛け、におい対策などをします。
特に大変だと感じたことは犬や猫のトイレ掃除です。
子犬は、いろいろな場所でトイレをしてしまうので踏まないようにすぐ掃除をします。
踏むと足や体が汚れてしまうので…
子犬といっても大型犬や小型犬と、いろいろな大きさの子がいますし成犬もいます。
なので体が大きな子のトイレ掃除は、とても大変で体力も使います。
子猫は、猫砂を散らかす子がいるのでその猫砂を掃除します。
Q.猫砂って何?
猫砂は、猫のトイレに使う砂のことです。
猫は、汚さない子がほとんどなのでそこまで大変と感じることはありませんでした。
②:犬や猫のお世話
犬や猫が元気でいるためには、毎日しっかりとお世話をすることが大切です。
犬や猫、体の大きさによってもごはんのあげ方が違うので、しっかり管理する必要があります。
あとは、体調のちょっとした変化にもすぐ気づくことが大切です。
特に子犬や子猫は、体調が安定しないこともあるので注意が必要です。
生まれて3ヶ月くらいの子が多いので、ごはんを食べない子や元気がない子にはふやかして、シリンジであげていました。
あとはミルクやお薬などもシリンジであげていました。
Q.シリンジって何?
シリンジは、小さな注射器のような道具で、主に犬や猫のお薬やごはんをあげるときに使います。
針はついていなくて、液体を吸い取ったり、少しずつ出したりできるようになっています。
小さい子が多いので、体調の管理はとても大変でした。
なかなかお世話が終わらなくて半日やってたこともあります。
③:お客様対応
ペットショップでは、お世話や掃除はもちろん、お客様への接客も大事なお仕事です。
「どんなワンちゃん・ネコちゃんがいいんですか?」とお客様に相談されることもあり、その方に合う子を提案するのが難しかったです。
あとはペット用品のことを聞く方も多いので、商品の特徴や使い方などを覚えておく必要があります。
お客様が飼っている犬や猫に対する不安や悩みに応えることがとても大変でした。
ペットショップのバイトは掃除やお世話、お客様の対応など大変なことはたくさんあります。
ですが、少しずつ経験を積み重ねていくことでお客様の悩みや不安を解消できるようになっていきます。

なによりも、ワンちゃんやネコちゃんが可愛いんです!
犬や猫の知識が身についたり、やりがいを感じることがたくさんありますよ!
まとめ
ペットショップのバイトは、犬や猫と触れ合える楽しさだけではなくお世話や掃除、お客様対応など、やることがたくさんあります。
でもその中には、
そんな小さな感動がいくつもあって、やってよかったなと思える日が増えていきます。
最初から、全部完璧にする必要はありません。
犬や猫の知識も、接し方も、働きながら自然に身についていきます。
「犬や猫が好き」「かわいい」という気持ちがあれば、未経験でもできるバイトなので挑戦してみてはいかがでしょうか。
不安がある方も、今回紹介した仕事内容や知っておくと役立つことを心にとめて、一歩踏み出してみてくださいね!
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