周りの友達が次々と就職して社会人になった頃、SNSでは
「初の給料うれしい!」「仕事疲れたー」
という投稿が流れてきて、自分だけ取り残されたような気分になりました。
バイト先では「正社員にならないの?」と聞かれるたびに、なんとなく笑ってごまかしていました。
でも、心のなかではずっとモヤモヤした気持ちがありました。
「みんな就職してるのに、自分はこのままでいいのかな…」
もしあなたも同じように思ったことがあるなら、ぜひこの記事を読んでみてほしいです。
こんにちは。
フリーター8年目の、んまるです。
これは「就職しろ」と言いたいのではなく、あなたの不安な気持ちを少しでも軽くするためのお話です。
就職だけがすべてではない
まず大前提として言いたいことは、
「就職していない=人生失敗」なんてことはない、ということです。
社会には、「大学を卒業したら就職して、会社員になるのが普通」という見えないルールみたいなものがあります。
でも、そのルールは誰が決めたのでしょうか?
そんなルールを気にする必要はあるのでしょうか?
いまは昔と違って、働き方は本当に多様化しています。
- 正社員でバリバリ働く人
- バイトを掛け持ちして自由に生きる人
- フリーランスや自営業、YouTuberなど
- 就職をしたけど辞めて休んでる人
”就職しないという選択”をしてる人も、たくさんいます。
でもSNSやニュースでは、そういう人たちの生活はあまり見えません。
だから自分だけが「就職してないからダメだ」「何もしてない」と感じてしまいます。
でも大丈夫です。あなただけではないです。

私も8年間フリーターで生きてます。(笑)
そして、就職してないからといって、あなたの価値が下がることも人生が終わることもないです。
就職が、すべてではないということ。
私自身も「正社員になった方がいいのか」と、たくさん悩んできました。
周りが正社員として働いているのに、私はバイト。しかも1日5時間と短い時間で。
その頃はコンビニでバイトをしていました。
もちろん友達や知り合いもたくさん来ます。
正社員で働いてる友達も来たりして、「コンビニでバイトをしている自分が恥ずかしい」と思っていました。
「恥ずかしいなら就職すればよくない?」と思いますよね。
私が、就職をしなかったのは理由があります。
以下が、その理由です。
- 短時間で働くことが自分に合っていた
- 責任を負いたくない
- 時間に縛られることが苦手
- ストレスに弱い
- やりたい仕事が特になかった
仕事に対して、「これがやりたい」「この仕事に興味がある」ということが無かったのが就職しなかった理由の大きな部分です。
そんなに熱量もないし、ストレスを感じてまで働きたくないと思っていました。
正社員だと簡単に辞められないし、強い意志がない状態で正社員になっても続かないと思ったのです。
実際に派遣社員として就職した話
一度、派遣社員になったことがあります。
Q.なぜ派遣社員になったのか?
- バイトよりは安定しそうと思った
- 周りの目を気にした焦りの気持ち
こんな思いがあり、派遣社員になりました。
仕事内容は、コールセンターのような感じで、問い合わせに対して解決策を提案する仕事でした。
就業時間は8時45分~17時15分。
休憩は1時間。週5日勤務です。
8時15分までには職場に着くというのがルールでした。
長くもなく短くもない一般的な就業時間です。
職場まではバスで通っていました。
一般的な就業時間なので、行きも帰りもすごく混んでいたし、行きは時間もかかりました。
私にはその時間が、すごくストレスでした。
他にも、毎日同じ時間に働くということにもストレスを感じました。
この仕事は「バイトよりは、安定した仕事をしようかな~」ぐらいの気持ちで始めたこと。
なので、ストレスを感じてまで続けるの?という気持ちがあり、根性ないと思われるかもしれませんが、その仕事は4日で辞めました。
やっぱり自分には、”週5日8時間で働くのは合わない”ということが派遣社員になって気づけたことです。
それからは、ずっとバイトで生活をしています。
「就職をしたい」「正社員で働きたい!」という強い思いがある人は、もちろん就職して大丈夫です。
でも、焦りからくる「就職しなきゃ」「正社員にならなきゃ」という気持ちで就職をするのはあまりおすすめできません。
バイト以外の働き方をしたいのなら、その働き方の特徴やメリット・デメリットなどを調べてから挑戦してみましょう。
働き方の種類や特徴を知りたい方は、以下の記事も合わせて読んでみてください!
就職してないからダメだと思い、周りの目を気にして焦る必要は、まったくありません。
考えているからこそ
焦らなくていいと言われても「このままでいいのか」と不安になります。
夜ベッドに入ってから、ふと将来のことが頭によぎって不安で眠れなくなることもあります。
でも、それはしっかりと自分の人生と向き合ってるということなんだと思います。
たとえば周りが正社員になっていても、それが自分に合った道かどうかなんて誰にも分からないです。
焦って「とりあえず就職しなきゃ」と選んだ仕事で”心や体を壊してしまう人”だっています。
将来に対して不安を感じるのは、自分がよりよく生きたいと思っているからこそです。
本当に何も考えていなかったら、不安にもならないはず。
だからこそ今の不安は悪いことではなく、これからを考えるためのきっかけだと私は思います。
不安を軽くする3つのヒント

「このままでいいのか?」という不安は、そんな簡単になくなるものではないです。
そこで、その不安を少しでも軽くできるようなヒントを3つ紹介します。
①:自分の”好き”をしっかり見る
不安になるのは「これからどうしよう」という未来の見えない状況から来ることが多いです。
まずは「今、自分が何にワクワクするのか」「どんな時間が心地いいのか」を考えてみると少し安心できます。
例えば…
- 動物が好き
- 朝はゆっくりしたい
- ゲームをしてると時間を忘れる など
身近で小さな好きや得意を知ると、自分らしい働き方に繋がるヒントになります。
②:人と比べる時間を、自分の時間に
SNSでキラキラした日常を見ると「自分、何してんだろ…」となることありませんか?
その時間を、自分のやりたいことを探す時間に使うと不安が行動に変わっていきます。
例えば…
- 1日1時間だけ気になる仕事を調べる
- フリーランスや副業についてブログを読む
- 何か作ってみる(文章・絵・動画) など
他人と比べるかわりに、動く。それだけで不安が行動のワクワクに変化します。
③:フリーターの自由さは武器
正社員のようにがっちり決まったスケジュールがないフリーターは、自由に動ける時間が多いです。
その時間を使って新しい働き方にチャレンジしたり、スキルを少しずつ磨いたりできます。
例えば…
- 午前中だけオンラインの勉強をする
- 空いた時間に短期の仕事をする
- 副業をしてみる など
自由であることに不安を感じがちですが、「自由=可能性」と思えたら少し気持ちがラクになります。
大切なことは…
就職してない自分に焦って「何かしなきゃ!」と空回りしてしまうと、余計にしんどくなってしまいます。
だからこそ”自分のペースで動くこと”が大切です。
将来が不安と感じているなら、いきなり正社員になる必要はないです。
まずは小さな一歩から始めてみましょう。
何かを始めることがプレッシャーなら「自分が何に不安を感じているのか」を書きだすだけでもOKです。
「安定した職じゃないとダメ」と思っていたけど、本当は「自由に働きたい!」そんな気持ちが見えてくるかもしれません。
人生の正解は一つじゃないし、誰かのゴールが自分のゴールとは限らない。
遠回りのように見えても自分の人生をしっかりと選んでる人は、すごく魅力的に見えますよ!
まとめ
「みんな就職してるのに…」と不安になったとき、まずは深呼吸です。
そして、こんなふうに考えてみてください。
今の自分だって
”しっかり頑張ってるし、焦らなくていい”
フリーターだからって人生に遅れをとってるわけではありません。
むしろ自分としっかり向き合おうとしている姿勢は、とても価値のあることだと思います。
将来が不安になる夜もあるけど、そんな日があるからこそ、「自分の選んだ道でよかった!」と思える日がきます。

私も昔は、将来が何も見えず不安になっていました。
ですが今は、自由でいられるフリーターでよかったと思います!
焦らず、比べず、自分のペースでゆっくり進んでいきましょう。
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